サラリーマンから起業を目指す時にぶち当たった仕事の失敗とそこからの立ち直るきっかけ

大変なこと。しんどいこと。辛いこと。ボッコボコに凹んだこと。
いっぱいありますよね。ぼくもありましたよ。
特に独立を本気で目指していた時期は、まぁ〜いっぱい怒られたし、めちゃくちゃ失敗した。
独立・起業をする人って、スムーズに行く人もいれば、大変だったなぁ〜人もいますよね。
ぼくは、起業するまでは時間がかかったほうだと思います。
22歳の頃から起業をなんとなく目指し出す。
本気で勉強し出したのは23歳から。結果的には28歳で独立したので、5年間くらいは勉強していたんですよね。
下積みが長かったやつです。
今回はぼくが、独立・起業するまで色々と大変だったことや、怒られてこと、凹んだことについて赤裸々に語っていこうと思います。
起業・独立を目指す方へ少しでも勇気になり励みになれば嬉しいです。
01.辛かった・・・転職して結果が出ない
ゆるい営業の新卒時代
ぼくが新卒で就職したのは、電子部品を扱う専門商社のルート営業でした。
どんな営業スタイルは既存で取引あるお客様に
・「今週はどれくらいの発注がありますか?」
・「なんかうちで置き換えて頂けそうな商品はありませんかねぇ?安くしますんで」
・「うちの発注力を増やしてくださいよ〜、お願いします。」
っている昔ながらの御用聞き営業。資材部や偉い人にゴマを擦りまくるって感じですね。
同じお客様をずっとループして回るって営業です。
めちゃくちゃ楽ですよ。知っているところにいって、知っている方に話かけて、注文する数を確認する。
車で移動だったので、途中でコンビニ寄ったりできるし、車でサボったりも全然できました。
週に3回くらいは神戸の丸亀製麺所の駐車場で、昼寝ばっかりしていました(笑)
決まった商品のルート営業なので、新規商品の提案なんてほとんどしたことない。
まして、新規開拓営業なんて全然したことありませんでした。
歴史が長い会社だったので、ノルマのそんなに厳しくなく、毎日19時くらいには帰れるめちゃくちゃホワイトな会社でしたね。
ソフトバンクへ転職!甘々なぼくが打ちのめされる
ゆるゆるの営業しかしたことがない状態で転職。
『ルート営業が営業だ!!』って勘違いしてたぼく。
ルート営業しかやったことないので、ゴリゴリとした新規開拓のスキルなんて全く持ち合わせていないし、ゴリゴリいけるマインドなんで2ミリくらいしか無かったんですよね。
まぁ当然のごとく、転職先のソフトバンクでは全く結果が出せません。
新規開拓営業できない僕はもちろん、めちゃくちゃ怒らた。呆れられるほどに。。。
・会社の飲み会の最中に怒られ
・会社の飲み会が終わってから、会社に戻って怒られ
・毎日、夜には詰められて
だって、テレアポなんてしたことないし、飛び込み営業なんてしたことないし、断られるってことなんて慣れてないし。
マジで、弱小営業マンでしたね。
何万回辞めようと思ったことか。
まぁ、悔しいので、そう思いながら毎日、毎日、毎日、続けるわけですよ。
そんな辛い時期にふとしたとき、あることに気付いたのです。
この気付きがぼくの2年半のソフトバンク人生を大きく変化させます!
みんなが苦手な商材ができればいいんだぁ〜!!
ちょっとだけ、ソフトバンクの法人営業について詳細しますね。
詳しくはこちらからソフトバンク法人ページをご覧下さいまし。
ぼくが勤めていた、2013年〜2016年のソフトバンク本体の法人営業が扱える商材は全部で大きく分けて6種類ありました。
その6種類とは
1:携帯電話
2:固定電話
3:企業向け閉域ネットワーク
4:クラウドサービス(データセンター)
5:Yahoo!広告
6:グループウェア(Google)
6種類の商材を『新規企業開拓』と『既存取引の大企業様への販路拡大』を提案していくのですが、それぞれの営業マンによって商材に得意・不得意があります。
ぼく以外の営業マンが得意な商材:携帯電話、固定電話
ぼく以外の営業マンが苦手な商材:ネットワーク、クラウドサービス、Yahoo!、グループウェア
6種類ありますが、基本は携帯電話と固定電話をやっとけば、上司からは怒られません。
なので、みんな携帯電話と固定電話の営業ばっかりやるんです。
もちろん僕もこの2つの営業はやってましたが全然、結果が出ません。
やっても、やっても、ひどいなぁ〜ってくらい結果が出ません。
見込み顧客様は、他の営業マンがテレアポしてたり、訪問したりして、この2つの商材の話を聞いているのですよね。
うんざりするほどに。
見込み顧客様は
・その話、この前も聞いたよ!
・正直ひつこいんだけど
・もう電話してこないで
ってみないな感じであしらわれるんです。
断られる度に、『これはあかん!!なんか違うやり方を探さないと』って思うわけです。
ぼく!!気付いた!!!
って断られ続けながらもずっと考えていると、ある時気付いたんです。
「みんなが苦手な商材を得意になったろう!」
思いついた瞬間、ビィビィビィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
って衝撃が落ちて来ましたね。
ぼく以外の営業マンが得意な商材=お客様は聞き飽きた
ぼく以外の営業マンが苦手な商材=お客様は新鮮
みんなが苦手な商材は『ネットワーク、クラウドサービス、Yahoo!、グループウェア』
この4つ。
「他の営業マンが提案していないこの4つを提案しまくるんだぁ!!」って心に決めました。
このことに気付いてから、どんな小さな企業でも、どんな小さな案件でも、この4商材を提案しまくりました。
他の営業マンがやりたくない案件でも、「折半でもいいのでやらしてください!」ってめちゃくちゃゴリゴリ案件を取りにいきました。
そして、どんな小さな案件でも、なにかしらの理由をつけてSEさん(技術の方)と同行して、専門知識を付けていったのです。
そんなことを1年くらい続けていると、この4つの商材については40人くらいいる統括部の中で一番詳しくなったのです。
さらに続けていくと、大企業様で案件が出てくると何段階も役職が上の上司から名指しで指名されるようになりました。
その理由はシンプルで『ぼく以外に得意な営業マンがいないから』
これは、営業部の中ではめちゃくちゃ強い、ブランディングになりました。
この経験は独立・起業する時にもめちゃくちゃ役に立ちました。
・世間の多くの方が苦手なこと
・面倒臭いと思うこと
・やりたがらないこと
・ハードルが高いこと
それを、自分が代わりにやってあげると、ものすごい価値に変わるのです。
キャッシュに直ぐに変換することができます。
『みんなが苦手なことを得意になろう!』
これに気付き実践したことで、しんどかった時期を一気に挽回することが出来たのです。
そして結果的には、中途入社して1年後から退職するまでのわずか1年半で数々の実績を出しました。
・ソフトバンク商材がまったく入ってなかった難攻不落の車両メーカーへ閉域ネットワークの提案。NTTグループから置き換えに成功。ソフトバンクアワードとして表彰される。
・ソフトバンク法人営業で孫さんの右腕と言われた人の前で、全世界テレビ会議で繋いで最新型データセンター案件のプレゼンテーションすることに選ばえる
・退職する前月にも関わらず統括部でトップの成績
・MVPは数多く受賞
これができたのも、ほんの些細な気付きからでした。
一つのことに気付き、実践することで人生一変するってことを身をもって体験しましたね。
まとめ
僕は本当に多くの失敗をしてきました。
今も小さな失敗もいっぱいしてます。
そんな失敗してもやり直して行けるのは、支えてくれる人と応援してくれる人がいるからです。
ソフトバンク時代も本当に優秀な上司と優秀な同期、優秀なアシスタントさんに囲まれていました。
今は、起業して2年半。少しづつですが、気付きと結果を出すためのお手伝いが出来ていると思います。
失敗するのもチャレンジしているからです!!
バンバン失敗して、バンバン修正して、バンバン凹んで。
『絶対の成功できるんだ!!』って思い込んで、自分の成長にコミットしていきましょう!!
ではでは、今日はこの辺で〜